鉄人・伊藤輝悦 選手が最後の勇姿…32年間の現役生活に別れ 「十分プレーしました。やり切ったと思いますし、悔いもありません」
11月24日に最終節を迎えたサッカー・J3。アスルクラロ沼津は松本山雅FCに惜しくも敗れたものの、今シーズン限りで現役を引退する鉄人・伊東輝悦 選手も出場し、懸命のプレーを見せました。 サポーター: あのテルさんが最後になるのかと思うと寂しい気持ちもあるけど、現役を最後にここで終えてくれるというのはうれしい サポーター: 全力で走ってゴールに食らいつくところを見たい。マイアミの奇跡みたいな感じで 50歳の鉄人・伊東輝悦が今シーズンのリーグ戦で初めてベンチ入りしたこの試合。 レジェンドの現役最終戦に勝利で花を添えたいアスルクラロは前半36分、大卒ルーキーの沼田。これは惜しくもクロスバーを叩きます。 さらに後半、チームトップスコアラーの和田が立て続けにゴールを狙いますがチャンスを活かせずにいるとアディショナルタイムでした。 アスルクラロは選手交代の最後の1枠に伊東を呼び準備に入りますが、その直後。 相手の攻撃を凌ぎきれず痛恨の失点。 伊東が2年ぶりにピッチに立ったリーグ戦は1点を追いかける展開に。 キャプテンマークを巻いた約5分間、ゴールに迫る姿勢を懸命に表現し続けますが、ここで試合終了となりました。 伊東が現役ラストイヤーは悔しい10位に。
試合後のセレモニーでは32年間のプロ生活を振り返り、チームメイトや家族、そしてファンやサポーターなど支えてくれた全ての人への感謝を伝えました。 アスルクラロ沼津・伊東輝悦 選手: 7歳でサッカーを始めて、18歳で憧れだったサッカー選手になって、今で50歳です。こんなに長くプレーするとは思いませんでした。本当に僕は運が良かったと思います。本当にたくさんの方の支えがあって走り続けることができました。 もう来週からトレーニングしなくていいのは少し寂しい気持ちもあるんですけど、十分プレーしました。やり切ったと思いますし、悔いもありません。 32年間、長かったけどあっという間でした。本当に素晴らしい選手生活を送れたと思います。本当にありがとうございました。 最後にもう一言だけ、一番言いたかったこと。皆さん、これからもサッカーを楽しみましょう
テレビ静岡