【MotoGP】クアルタラロ、スプリント9位に「良い土曜だった。かなり上手くいった」と及第点。決勝でトップ8狙う
アルガルヴェ・インターナショナル・サーキットで開催されているMotoGPポルトガルGPのスプリントレースで、ヤマハのファビオ・クアルタラロは9位を獲得した。 【リザルト】MotoGP第2戦ポルトガルGP スプリントレース結果 ヤマハ勢は今回、クアルタラロとアレックス・リンスが揃って予選Q2へ直接進出するなど、開幕戦とは違ったパフォーマンスを示してきた。 スプリントレースでクアルタラロは、他のライダーとは異なりフロントとリヤにミディアムを採用。その選択が上手く作用するかどうかも注目されたが、レースではグリッド位置と同じ9位フィニッシュとなった。 クアルタラロはスプリントレース終了後に、苦戦が続く最近ではあまり使わない“良い土曜だった”という形容を口にし、ミディアムタイヤを選んだことも上手くいったと考えていると話した。 「良い土曜日だったね。かなり上手くいったと思う」 クアルタラロはそう語る。 「他の人達とは全く違うタイヤでのレースになったけど、明日はフロントにハードを選ばなくちゃいけないだろうと思っている。でも、リヤに関しては今からレースに向けて作業していくにあたって、良いデータがとれた。タイヤがレースを通じて保つといいんだけどね」 「タイヤを保たせるのは僕らにとって難しいんだ。今年はかなり大きな(グリップの)垂れがある。それを解決策を色々と見つける必要があるんだけど、大変だよ。今日のレースのように、序盤はキツイんだ。ミディアムタイヤはかなり上手く機能するけど、(ウォームアップに)時間が必要になる。これをスプリント用に選ぶのはデータを得る面でも興味深かったと思う」 そしてクアルタラロは、スプリントレースが驚くような内容ではなかったと付け加えた。 「基本的に、僕は今日のレースがこんな感じになると予期していた。リヤにミディアムを履いていたのは僕らだけだったし、ソフトはかなりフィーリングが悪かったからね」 「タイヤの垂れ方はかなり大きくて、僕は序盤で2周してからペースをあげていこうと思っていたんだ。かなりうまくいったし、他のバイクとの違いも確認できて良かったよ」 クアルタラロは、決勝レースではまだ試せていないハードタイヤを選ぶことになるものの、それも経験だと語った。 「明日はトップ8でフィニッシュできればいいね。ハードをフロントタイヤに選ぶと思うけど、今週末は試していなかったんだ。これは僕らのミスで、レースに“盲目”状態で挑むことになる。でも、さっき言ったように経験を積むことはできる」
Oriol Puigdemont