侍J・小園 4番・二塁で“吉兆”広島戦大暴れだ「打って流れに」 昨年3安打から国際大会活躍
「侍ジャパン合宿」(4日、宮崎) 野球日本代表・侍ジャパンの強化合宿に参加している広島・小園海斗内野手(24)が4日、5日に行われる広島との練習試合での活躍を誓った。「4番・二塁」でのスタメン出場が決定。同僚との真剣勝負で快音を響かせ、13日から始まるプレミア12への弾みとしてみせる。 【写真】何か気になる?打撃を指導する井端監督 10月29日から始まった強化合宿もいよいよ大詰め。小園は5日に行われる広島との一戦に向け、「久しぶりの試合なので、まずは慣れることからかなと思います」と意気込んだ。 練習後に井端監督が広島戦のスタメンを発表。打順はCS出場を逃し、試合から離れている選手から順に並べ、小園は「4番・二塁」での出場が決まった。日の丸を背負っているからには、練習試合とはいえ負けるわけにはいかない。「しっかり結果を残せるように頑張ります」と闘志を燃やした。 広島戦での大暴れは、世界一への吉兆でもある。昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」前にも広島との練習試合が組み込まれた。小園は「5番・遊撃」で出場し、5打数3安打をマーク。その勢いのまま大会でも全試合で安打を放ち、優勝に貢献した。「打って流れに乗れるように。(広島の打撃コーチの)朝山さんにアピールします」と侍を経験し、成長した姿を見せる決意も口にした。 この日は、今合宿で自身初の実戦形式となるライブBPに参加。北山に対し、捕飛と二ゴロに倒れ「全然だめでした」と苦笑いを浮かべた。一方で、2打席ともファーストストライクを打ちにいくなど、持ち味の積極性は健在だ。「ここから上げていくだけ」と先を見据えた小園。13日のプレミア12開幕に照準を合わせ、この一戦を弾みにする。