楽天ドラ1・古謝樹がソフトバンク戦初黒星…野村氏「結果的にあの2ランが効いている。そこは反省しないと」
◆ 先発左腕の先輩「7回も登板したときはうれしかった」 楽天はソフトバンクに1-4で敗れ2連敗。再び借金1となり、オリックスに勝利した3位・ロッテとのゲーム差は3.5に広がった。 ソフトバンク戦、ここまで3戦3勝の先発・古謝樹だったが、初回に2本の適時打を浴び2失点スタート。1点ビハインドの5回は二死一塁で、4番・山川穂高に左越え2ランを浴び7回5安打4失点の内容で降板した。 打線は2点を先制された直後の1回裏、1番・小郷裕哉が安打と盗塁でチャンスメイクすると、2番・小深田大翔は右越えの適時二塁打を放ち1・2番のふたりで得点。なおも無死二塁と追加点のチャンスだったが、4番・浅村栄斗の投直で二走・小深田が憤死するなど、一気に同点に追いつくことはできなかった。 2回以降は立ち直ったソフトバンク先発・石川柊太の前にゼロ行進。7回途中からは相手リリーフ陣に完璧に封じられ、7回4失点の古謝は6敗目(5勝)を喫した。 ドラ1左腕はこれがソフトバンク戦初黒星。10日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でこの試合の解説を務めた野村弘樹氏は、古謝の投球について「収穫と課題の両方が出た」と総括した。 課題として挙げたのは、5回に山川に2ランホームランを浴びた場面。同じく先発左腕として現役時代に通算101勝を挙げた先輩は「長打を打たれてはいけないという場面で、山川に対してフルカウントから真ん中にスライダー。あそこはフォアボールもある程度覚悟しながら低めに投げる。その辺の慎重さがほしかったと思います」と指摘。「結果的にあの2ランが効いている。そこは反省しないといけない」と続けた。 一方で「6回までかなと思いましたが、7回も登板したときはうれしかった」と野村氏。7イニング目は1番から始まる上位打線を無安打に封じ「4回り目に入っても粘りながら最後まで投げた。しっかり投げ切れたことは収穫だったと思います」と、プロ入り最多の114球を投じたドラ1左腕の力投を称えた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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