新たな映像クリエイターの発掘と支援を目的としたプロジェクト。 心揺さぶる短篇で世界の映画祭目指す!
「A Dream for My Daughter /父と娘が見た夢」マウリシオ・オサキ監督 制作:LUPI FILMS 出演:Mony Ros、Sopheanith Thong、Socheata Svay 上映時間:24分 日系ブラジル人三世の映画監督。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部で映画製作のMFAを取得。大学院在学中に監督した「MyFather's Truck」は第63回ベルリン国際映画祭を含む100以上の映画祭で上映され米アカデミー賞のショートリストにも選出された。 「小さいときから映画が大好きで溝口健二監督、黒澤明監督の映画を見て育ち、多大な影響を受けた。それらの作品にインスパイアされてこの脚本を書いた。モデルはヴェトナムの友人。不正規移民のアジア系の人たちがイギリスに入国するために荷物用のコンテナに積み込まれて移動、コンテナの中に閉じ込められて亡くなった事件に着想を得た。この映画を通して、密航の犠牲となった若い魂に敬意を払い、心から冥福を祈りたい」
「私を描いて」喜安浩平監督 制作:ROBOT 出演:小林桃子、滝澤エリカ 上映時間:19分 1997年、広島大学教育学部美術科卒。98年より「ナイロン100℃」の劇団員として活動し、2000年に自身が作・演出を手掛けるユニット「ブルドッキングヘッドロック」を旗揚げした。13年「桐島、部活やめるってよ」で日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。 「脚本家として俳優として長らく映画には携わっているが、本格的に映画を撮ったのは初。頭からつま先まで、映画を作る喜びを全身で味わうことができた。本作は芸術や表現の暴力性にまつわる話。自身が発信するものは誰かを傷つけてしまう可能性があると、登場人物は怯える。だが、そのリスクを負って何かを破壊しないとその先の自由が手に入らないと言い聞かせながら作っている。それを若い女子高生たちに託して表現した」