キム・ミンジェ不在も「守備は揺らがない」

攻守両面でタフにプレー。韓国の中盤を力強く支えるファン・インボム。写真：サッカーダイジェスト（現地特派）

　過去のデータは関係ない。目ざすは64年ぶりのアジア制覇だ。 　韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督とファン・インボムは現地２月５日、翌日のアジアカップ準決勝・ヨルダン戦の前日会見に出席。ファイナル進出を懸けた一戦に向け、意気込みを語った。韓国メディア『イデイリー』などが伝えている。 【PHOTO】華やかコスチュームでエール！ 大会を彩る韓国女子サポを特集！ 　記事によれば、会見でアラブ圏の記者から「８失点しているチームがアジアカップで優勝したことはないが？」と質問があったという。これに対し、ファン・インボムは次のように応じた。 「だから私たちが優勝できないという話なら、新しい歴史はいつでも書き換えられると言いたい。失点は多かったけど、最後に笑えるチームであることをお見せしますよ」 　韓国はグループステージの３試合で計６失点。ラウンド16のサウジアラビア戦、準々決勝のオーストラリア戦ではそれぞれ１失点。守備面に少なからず課題が見られるが、ファン・インボムは意に介さない。 　ヨルダン戦では、ディフェンスリーダーのキム・ミンジェを出場停止で欠くことになるが、27歳MFは「ミンジェがいないからといって、守備が揺らぐとか、悪くなるとは思わない」ときっぱり。「黙々と準備してきた選手たちも、どれだけ良い選手かを知っている。誰が出ても良い姿を見せるだろう」と胸を張った。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部