中国、5カ月連続で金利維持 金融緩和の時期見極めか
【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は22日、事実上の政策金利で企業向け貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3.45%で維持した。5カ月連続の据え置き。住宅ローン金利の基準となる5年物も7カ月連続で4.2%に据え置いた。 中国経済は不動産不況の長期化を背景に成長鈍化とデフレの懸念が強まっており、市場では人民銀行が景気動向をにらみながら金融緩和のタイミングを見極めているとの見方が多い。 中国国家統計局が17日発表した2023年の国内総生産(GDP)成長率は5.2%と、政府目標の5.0%前後を達成した。