『コードギアス』新作は“複数制作中”プロデューサー明かす。ルルーシュ役×ロゼ役がアフレコ秘話を語る【レポート】
最新作『奪還のロゼ』で「話が違うじゃねえか!」天﨑さんの裏話
さらに、平成以降になり作品数がどんどん増えていった中で、「自分が本来やっていた少年や青年とは違うラインで、強烈なイメージを持ってもらえたというのはギフトみたいな感じ」と、ルルーシュ役を演じられたことへの感謝を口にした。 そして最新作『奪還のロゼ』のアフレコ話に移ると、天﨑さんは「ちょっと演技がかったお芝居をやる役が多くて。自然なお芝居を求められる現場にあまり入れなかった」と、当時抱えていた悩みを吐露。そんな中、オーディションで皇サクヤが演じるロゼという役に選ばれたことで「これって、もしかして武器にしてもいいのかなって思えた」と感慨深そうに振り返った。『反逆のルルーシュ』の1話収録時に苦しんだ福山さんが「監督からはなんて言われたの?どういう調整が入ったの?」と質問し、「ロゼに関してのディレクションは、ほぼなかったです」という天﨑さんの答えを聞いて、「話が違うじゃねえか!俺はボコボコにされましたからね……」と悔しがる場面も。 さらに谷口プロデューサーから、ロゼという名前はルルーシュが名のっていた「ゼロ」のアナグラムであったこと、『奪還のロゼ』のもともとのタイトル『奪還のゼット』は「ゼロ」の「Z」が由来だったことなどが初めて明かされた。 イベントの最後にはシリーズファンへメッセージも。谷口プロデューサーから2つ、シリーズの新情報が発表された。1つ目は今後の展開について、現在、複数の新作を鋭意制作中であること、2つ目はシリーズ 劇場13作品の連続上映イベントの実施を発表した。詳細は決定次第発表していくので、今後の続報を楽しみに引き続き、シリーズの応援をして欲しいと伝えた。 天﨑さんは「こうやって続いていくシリーズの一員になれたという思いを、今日改めて感じました。『奪還のロゼ』最終幕の舞台挨拶で、谷口プロデューサーに『続編を作ってくれ』とギアスをかけたので、いずれロゼやサクヤたちの物語もみなさんにまたお届けできると思っています。引き続きよろしくお願いいたします!」と晴れやかな表情で語った。そして最後は、福山さんが「新作を準備していますといううれしい言葉もいただけたので、今後もみなさんの脳髄を刺激するような作品になってくれることを願っています」とこれからのシリーズ展開を期待したくなる言葉でトークショーを締めくくった。 ©SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design ©2006 CLAMP・ST ©SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design ©2006-2008 CLAMP・ST©SUNRISE/PROJECT G-ROZE Character Design ©2006-2024 CLAMP・ST
編集部 アニメ情報担当