阿部巨人 広島に痛恨の逆転負け 8回に3投手つぎこむ執念の継投も連勝5でストップ 響いた「節目のミス」
巨人は21日の広島戦(マツダ)に4-5の逆転負け、連勝は5でストップとなった。 初回、岡本和真の適時打で先制すると、5回二死三塁から浅野翔吾の適時二塁打も飛び出した。さらに6回は二死満塁から投手、横川凱の適時打も飛び出し、6回までに3点のリード奪うなど、完全に勝利の流れに乗っていた中で潮目が変わったのは8回だ。 【動画】浅野が15日の試合で先制の二塁適時打をマークしたシーン 4-1とリードする中、この回からマウンドに上がった3番手のカイル・ケラーが秋山翔吾に適時打を浴び1点をかえされた場面でケラーから左腕の高梨雄平にスイッチ。しかし二死二、三塁から小園海斗の右前への打球を右翼を守っていた浅野翔吾が痛恨の後逸。走者一掃となり、4-4と一気に追いつかれた。 動揺がおさまらない高梨が次打者の坂倉将吾に3ボール1ストライクとしたところで申告敬遠とし、船迫大雅を投入。しかし後を継いだ右腕も巨人キラーの末包昇大に勝ち越しの適時打を浴びた。 8回は1イニング3投手をつぎ込む執念を見せるも、連勝中は試合前の円陣声出しを担当するなどチームを盛り上げてきたラッキーボーイでもあった浅野の節目のエラーが引き金となり、連勝は止まった。 1点を追う9回は二死走者なしの場面で出た浅野が空振り三振に倒れ、ゲームセット。最後の打者となった浅野は暗い表情でベンチに戻り、先輩ナインになぐさめられる場面もあった。 ただ敗れこそしたが、約4か月ぶりの先発マウンドに上がった横川が6回6安打1失点と試合を作ったのは好材料。 2位の阪神がDeNAに逆転勝ちしたため、2ゲーム差で22日からの直接対決を迎える。 いよいよシーズンも大詰め。果たして勝利の女神がほほえむのは4季ぶりのV奪回を目指す巨人か、リーグ連覇を狙う阪神か。天王山となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]