“甘えんぼう”レッサーパンダ「カイト」くん 繁殖のため海外へ 生まれ育った西山動物園からの旅立ちに大勢のファン
実は絶滅危惧種 飼育数は日本が1位
西山動物園は無料で開放されていて、福井県民は子供の頃から訪れる機会が多いこともあり、レッサーパンダはとても身近な存在だ。 しかし実は、IUCN(国際自然保護連合)が、希少動物のリストで絶滅危惧種に指定する貴重な存在だ。 ワシントン条約でも、国際的に厳しく取引が制限され、手厚く保護されている。 レッサーパンダには「ネパールレッサーパンダ」と「シセンレッサーパンダ」の2種類があり、カイトくんと同じ種類の「シセンレッサーパンダ」は、西山公園を含む全国61の施設で242匹が育てられていて、日本は世界一の飼育数を誇る。 少し古い数字だが、2017年には日本も含めた世界での飼育数は約350匹で、実に7割を日本で飼育していることになる。 レッサーパンダの保護や繁殖には、動物園の国際的なネットワークで取り組んでいて、西山公園からの海外移送は2020年に韓国に送られたのが初めてで、今回が4年ぶり2例目となった。 (福井テレビ)
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