“丸刈り”だった氷川きよし、中学時代の憧れはヴィジュアル系バンド
演歌歌手の氷川きよし(39)が、フジテレビ系で放送中のアニメ番組「ドラゴンボール超」のオープニング曲『限界突破×サバイバー』で初のアニメソングに挑戦している。これまで演歌歌手としてその才能を遺憾なく発揮してきた氷川だが、「ポップスは僕のルーツ」と自身の歌い手としての原点を明かす。 17年連続で「NHK紅白歌合戦」に出場するなど、日本を代表する演歌歌手として輝かしい実績を誇る氷川。昨年の「紅白」では、熊本地震の被災地の熊本城から『白雲の城』を熱唱し、被災地にエールを送り話題となった。 今月リリースした新曲『男の絶唱』も、オリコン週間シングルランキングで総合3位(演歌・歌謡部門1位)を獲得するなど、好調なセールスを記録している。
「ドラゴンボール超」主題歌で初のアニソン
そんな氷川が、人生初のアニソンとして挑戦しているのが、「ドラゴンボール超」のOP曲『限界突破×サバイバー』だ。 「『ドラゴンボール』はすごく憧れていた作品。子供の頃に毎週、父と『少年ジャンプ』を見るのが楽しみで、どちらが先に読むのか引っ張り合いをしたり、セルが出てきたときには『悟空がやられるんじゃないか!?』と一緒に盛り上がったり……。 (テレビ版の)主題歌の『CHA-LA HEAD-CHA-LA』もよく歌っていましたし、憧れのアニメの主題歌をやらせて頂くと聞いた時は、信じられないくらい本当にうれしかったです」 主人公・孫悟空に対しても特別な感情があるようで、「悟空の人柄が好きなんです。偉い人だろうと、そうでない人だろうと、誰に対しても対応が変わらない。周りが腫れ物に触るような態度の界王様に対しても、“界ちゃん”と気さくに呼んだりとか。正義感も強いし、子供心にすごく教わることが多かったです」と明かす。 YouTubeで公開された同曲の公式チャンネルの視聴回数は、1カ月足らずで200万回に届く勢いだが、一方で演歌歌手としてアニソンを歌うことに違和感はなかったのか? 「『ドラゴンボール』の主題歌を歌わせて頂けるという喜びだけで、違和感はまったくありませんでした。僕の中ではポップスは原点、ルーツという感じです」