【MLB】パドレスがシース&アライズとの年俸調停を回避 今後はトレード交渉か キングとは合意に至らず
日本時間1月10日、MLBは各球団が年俸調停権を持つ選手と希望額を提示し合う期限を迎えた。パドレスはエース右腕のディラン・シース、首位打者ルイス・アライズとの年俸調停を回避し、シースと1375万ドル、アライズと1400万ドルで合意。ただし、両選手ともFA前の最終年を迎えており、ペイロール削減を目論むパドレスは今後、両選手のトレードに向けた動きを加速させる可能性がある。なお、パドレスは昨季ブレイクした右腕マイケル・キングとは期限までに合意に至らなかった。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在29歳のシースはパドレスに加入した昨季、33試合に先発して189回1/3を投げ、14勝11敗、防御率3.47、224奪三振をマーク。球団史上2度目となるノーヒッターを達成するなど、先発ローテーションの柱としての重責を担った。今季もエースとしての活躍が期待されるが、1年後にFAを控えているため、トレードの可能性が取り沙汰されている。 現在27歳のアライズは昨年5月にマーリンズからトレードで加入。メジャー6年目の昨季はマーリンズとパドレスで合計150試合に出場し、打率.314、4本塁打、46打点、OPS.738をマークした。故障を抱えながらも3年連続となる首位打者のタイトルを獲得。夏場には141打席連続無三振を記録した時期もあった。シース同様、今季終了後にFAとなるため、トレードの噂が絶えない。 現在29歳のキングは2023年12月にフアン・ソトの交換要員の1人としてヤンキースから加入。先発をフルシーズン務めるのは昨季が初めてだったが、173回2/3を投げて13勝9敗、防御率2.95、201奪三振という素晴らしい活躍を見せた。期限までに合意できず、今後は年俸調停に向かっていくことになるが、年俸調停が行われるまでに合意する可能性も残されている。 米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、パドレスはシースとアライズのほかに、ジェイソン・アダムと480万ドル、ルイス・キャンプサーノと100万ドルで合意したようだ。