タイトルを争うバニャイアがプラクティス首位、マルティン2番手。ヤマハ勢はそろってQ2進出/MotoGP第19戦マレーシアGP
11月1日、2024年MotoGP第19戦マレーシアGPの初日がセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、プラクティスではフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がトップだった。 マレーシアGPでは、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)が欠場し、代役としてアンドレア・イアンノーネが参戦する。かねてより、ディ・ジャンアントニオはオーストリアGPのクラッシュで脱臼した左肩の手術をタイGP後に受け、マレーシアGPとバレンシアGPは欠場予定であると発表されていた。 フリープラクティス1は、気温30度、路面温度35度のドライコンディションで行われた。セッション序盤、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がトップタイムをマーク。2番手にバニャイア、2番手にフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)が続き、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)となる。 残り時間10分、クアルタラロは再び自己ベストを更新してトップをキープ。2番手にペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)、3番手にマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が続く。バニャイアは4番手、マルティンは7番手である。 その後、バニャイアがこの日初めて2分を切り、1分59秒台のタイムを記録してトップに立った。バニャイアはさらに1分58秒台のタイムを叩き出し、トップを維持する。バニャイアはこのタイムでフリープラクティス1を制した。 バニャイアから0.743秒差の2番手はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)、3番手はマルコ・ベゼッチ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)。4番手にはジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が続き、5番手のアコスタは、終盤、9コーナーで転倒を喫していた。 バニャイアとのタイトル争いを展開中のマルティンは6番手。一時トップだったクアルタラロは8番手で、中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は11番手だった。 午後のプラクティスは気温34度、路面温度53度のドライコンディション。セッション中盤、トップにつけるのはマルティンで、2番手にミラー、3番手にはアコスタが続く。5番手にはヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)。バニャイアは10番手である。 セッション終盤、バニャイアがトップに浮上するが、残り時間10分を切って、マルティンがトップタイムを記録する。しかし、残り時間4分、さらにバニャイアがそのタイムを上回った。マルティンは2番手につけていたが、残り時間3分、1コーナーでスリップダウンを喫した。 バニャイアは1分57秒679のトップタイムでプラクティスを制した。マルティンは転倒を喫したものの、それまでに記録したタイムで2番手に続いている。3番手はエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)、4番手はマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)、5番手はアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)だった。 また、クアルタラロが6番手、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が8番手。ヤマハ勢ふたりがそろってトップ10圏内に入り、ともにQ2ダイレクト進出を決めた。 ホンダ勢はザルコの13番手が最上位。中上は15番手だった。 [オートスポーツweb 2024年11月01日]