【宝塚記念】ソールオリエンス、2着も見えた復調の兆し 大外から鋭い脚繰り出し上がり3Fを最速タイ
◇23日 第65回宝塚記念(G1・京都・芝2200メートル) 復活の兆しがはっきりと見えた銀メダルだ。近走は低迷していたソールオリエンスが2着に好走した。直線で大外から鋭い脚を繰り出して、ブローザホーンと並び上がり3F34秒0と、最速タイをマークした。 「馬場の適性は皐月賞で証明済みですし、その恩恵はあったと思います」。騎乗した横山武はまず、重馬場を好走の要因に挙げた。ただ、それよりも大きな収穫あったようで、「返し馬がすごく良かったんです。これだけバランスが良くなって成長しているなら、これからが楽しみ。もともと古馬になってからと思っていましたし、まだまだやれます」と成長という言葉を使って、早熟説を打ち消した。 手塚師も「格好をつけてくれた。少しは皐月賞馬らしいところを見せられたかな」と復調を喜んだ。しかし、2着で満足するわけにはいかない。秋のGⅠでは2つ目のタイトルを手に入れてみせる。
中日スポーツ