大谷翔平 第3打席で中前打→完璧スタートもベッツが打ってタイムリー ラン&ヒット成功に本人は手を叩いて喜ぶ スタンドため息も
「ドジャース-カブス」(9日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手は4点を追う五回の第3打席は中前打を放ち、2試合連続安打をマークした。 【動画】鮮やかすぎる三回の盗塁 二塁上でのすまし顔がこれまたカッコイイ!! 1死からテイラーが三塁強襲の内野安打で出塁し、走者一塁で打席を迎えた。初球のインサイドを見逃し、2球目、3球目の膝元への変化球はしっかりと見送った。 カウント2-1のバッティングカウントから浮いたカーブを詰まりながらも中前に運び、一、三塁と好機を拡大した。直後、ベッツの打席で牽制球が送られると、スタンドから大ブーイングがわき起こった。 2度の牽制球を受けた中、カウント2-1からの4球目に完璧なスタートを切った。甘い変化球をベッツがとらえて打球は二遊間を抜けた。大谷は一気に三塁へ到達し、ベース上で手をたたき喜びを表現した。スタンドからは48盗塁を期待していたせいか落胆の声があがったが、チームの勝利を優先する大谷らしいシーンだ。 その後、満塁となり大谷はマンシーの犠飛でホームへ生還。2点差へと詰め寄った。マンシーを出迎えてタッチをかわした背番号17。直前には苦しめられていたヘンドリクスもKOに追い込み、ベッツとのラン&ヒットが生きた形となった。 三回の第2打席はストレートの四球で出塁。盗塁への期待が高まった中、いきなりの牽制球で頭から一塁へ戻った中、ベッツへの2球目に完璧なスタートを切って鮮やかに二塁を陥れた。 これで46本塁打-47盗塁。スタンドからは大歓声が沸き起こり、球場ビジョンでは「50本塁打-50盗塁」への道のりを示す演出もなされた。歓声の大きさが偉業へのベッツ、フリーマンと3連続四球で満塁の好機を作ったが、マンシーの打球は一塁へのライナーに。無得点に終わった。 第1打席ではベテラン右腕の変化球攻めに苦しみ、遊飛に倒れていた大谷。カーブをファウルした際には腰を気にするしぐさも見せるなどやや心配されたが、問題のない動きを見せていた。