三菱UFJ行員の窃盗で注目 知られざる貸金庫とは 実態を取材
三菱UFJ銀行の行員が十数億円相当を盗み懲戒解雇された問題で注目されている貸金庫。 その知られざる実態を取材しました。 髙瀬幸介記者 「こちらに貸金庫に入るにはまず厚さ50cmはあろうかという金属製の扉があります。そしてさらにもう一段階ゲートがあります。ここを鍵で開けると中にびっしりと貸金庫のスペースが並んでいます」 こちらの貸金庫室に入るためには、専用の鍵で2か所の扉を開ける必要があります。
銀行店舗の統廃合などの影響で最近利用者が増えていて、書類や貴金属のほか、趣味のカードなどを預ける利用者もいるといいます。 防犯カメラでの撮影や入退室のデータ管理などの安全対策を取っているため、これまでに一度もトラブルはなく、三菱UFJ銀行の問題には驚いたということです。 会員制貸金庫ラスコ片平正美さん 「そんなに簡単にできることではないと思うし、なぜ発覚しなかったのか不思議ではあります」 「中に何が入っているか存じ上げないのでもしやるとすると1つずつ開けて中をチェックすることになる。これだけの数があるのですごく丹念に(盗むものを)探したのかなと思います」 三菱UFJ銀行は利用者の補償にむけて、いまも被害の調査などを続けています。
テレビ朝日報道局