中山美穂さんと名産品を送り合う仲だった ドラマ共演のダンプ松本「涙が止まらない」
涙が止まらない。ネットフリックスの「極悪女王」が空前の大ヒットとなり、再び全女ブームを呼んだ元全日本女子プロレスの〝極悪女王〟ことダンプ松本(64)が6日、急逝したかつての〝妹分〟中山美穂さん(享年54)に哀悼の意を表した。 【写真】荻野目洋子、小泉今日子とセーラー服姿で共演した中山美穂さん 中山さんはデビュー作のTBS系ドラマ「毎度おさわがせします」(1985年)でダンプやブル中野の極悪同盟、長与千種とライオネス飛鳥のクラッシュ・ギャルズと共演。当時まだ15歳だった中山さんはちょうど10歳年上のダンプになついたという。番組収録前は「ダンプちゃん、かくれんぼしよう!」と控室を訪れて一緒に遊ぶ仲だった。ちなみにダンプの後輩だったブル中野も参加させられたが、ダンプのお尻が大き過ぎてすぐに見つかったという。 「10歳離れているから妹みたいなもんでしょ? とにかく可愛くて可愛くて。こっちはロケ収録の後に試合があるから寝たいんだけと、美穂ちゃんに『遊ぼう!』と言われたら断れないよね。でもこんなに突然に亡くなるなんて誰も夢にも思わなかったでしょ。涙が止まらないよ…」とダンプは声を詰まらせた。 続編の「夏・体験物語」(85年)でも共演。この時期になると中山さんは「ダンプさんと手をつないで原宿を歩きたい」というほど、極悪女王に心酔していたという。中山さんの16歳の誕生日が六本木で行われた際も招待を受けた。焼き肉屋などにもよく一緒に通ったという。 ダンプも中山さんが目の中に入れても痛くない存在となり、海外旅行の際にはTシャツなどのお土産を買ってきた。試合で地方巡業に出ると、北海道などから中山さんの実家に、地元の海産物などを送っていた。そのたびに中山さんの母親からお礼の電話が入ったという。また中山さんの実家からはダンプに段ボール詰めのリンゴが送られたこともある。家族ぐるみの付き合いもあって、本当に姉妹のような存在だったようだ。 その後は疎遠になったものの「裏表のない本当に可愛い子だった。子供だったしね。あんなに明るくて可愛い美穂ちゃんが、何でこんなに早く亡くなっちゃうの? 今ごろ天の上で美穂ちゃんの魂が『あれ? 私どうしたの? 私、今どこにいるの?』と驚いていると思う。安らかにお眠りください。心からご冥福をお祈りします…」と沈痛な表情で、中山さんの若すぎる逝去に哀悼の意を表していた。
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