【ベストバイ2024】コロカル編集部が選ぶ、1年間の「買ってよかったもの」まとめ
耐熱鍋にタンブラー、さらなる『コロカル』編集部セレクト
■つくも窯 十場天伸さんの耐熱鍋/兵庫県神戸市 鍋が好きだ。食べるのも好きだけども、観ているだけで温まるその風貌に魅かれる。うちには、鳥取の陶芸家・山本教行さんの両手付平土鍋、そして兵庫 つくも窯の十場天伸さんの鍋が3つ。合計4つもある(笑)。 今年、久しぶりにつくも窯を訪れたときに購入したのが、十場さんの耐熱鍋把手付きである。インドネシアのロンボク島で、鍋で調理した料理をそのままに出されて、感動したというお皿を手本につくったもの(写真左下)。野菜炒め、焼きうどん、スクランブルエッグ……、つくった料理を温かいままに食すことができるワイルドさ。ちなみに、左上は耐熱ラーメン鉢、右が耐熱四角鉢。ガシガシ火をかけて育っていく姿も愛おしい。 Instagram:@tsukumogama_llc ブランディングプロデューサー・杉江宣洋 ■〈starnet〉の陶器のタンブラー/栃木県益子町 コロカルにジョインして、2回目の遠方取材。栃木県益子に行った際、訪れた〈starnet〉で一目惚れした陶器のタンブラーです。 同じ形のガラスのタンブラーはよく見かけますし、小さいサイズは既に持っていました。在宅での作業が多い時、グラスが小さいと何度も注がないといけないのが面倒で(笑)大きさも、陶器でこの形というのにもグッときて、迷うことなく購入しました! 実は他にも先の細いお箸も置いてあって、3膳購入したのですが、使用感満載なのでグラスのみのご紹介。 〈starnet〉は雑貨からファッションアイテムまで、目移りしてしまうような、おしゃれなアイテムがたくさんあります。ぜひ益子を訪れた際には覗いてみてください! Instagram:@starnet_mashiko ADプランナー・伊庭 ■桑迫賢太郎・月齢カレンダー/長崎県雲仙市 長崎県雲仙市にアトリエを構え、油絵、版画、素描などの創作活動を行う画家・桑迫賢太郎さんがつくった月齢カレンダー。桑迫さんの活動を知ったのは、今年3月にコロカル特集の取材でのこと。雲仙で伝統野菜を育てる〈竹田かたつむり農園〉を訪れた際、竹田さんご夫婦から、農園のロゴを手がける桑迫さんの活動や作品を教えてもらいました。 印象的な12の絵と月の満ち欠けが記されたデザイン。古くから月の動きや満ち欠けを観察しながら農業の営みがあり、大きく関わりがあることを農家さんから教えてもらい、種をつないできた雲仙の風土を思い出す、あたたかみのある色彩で、1年が過ぎても部屋で眺めたくなるカレンダーです。 Web:桑迫賢太郎 カレンダー2025 エディター・竹之内円 ■「みちのく陶器の箸置きみやげ」のカプセルトイ/東北 岩手県出身の私からは、ちょっとポップでライトな「東北のかわいいもの」を。八戸出張のあいまに『はっち』の『カネイリミュージアムショップ』で見つけた「みちのく陶器の箸置きみやげ」のカプセルトイです。 絵柄は全部で13種。八戸なので「いかずきんズ」か「八幡馬」だったら良いな。でもそんなにうまくはいかないよな。と思って回したら、まさかの「八幡馬」。絵柄はもちろん、丸くてぽてっとしたフォルム、南部裂織をイメージした包み紙までかわいい。『visitはちのへ』の福岡さんが一緒に喜んでくださって、そこも含めてステキな思い出の品です。 私は犬が好きなので秋田犬と、馴染みのある獅子踊りがでるまでやめられませんね。いや、全部かわいいからコンプリートするまでやめたくないですね。 アシスタントディレクター・及川智香 ■〈ぼんさいやあべ〉の吾妻五葉松盆栽/福島県福島市 今年10月に観光庁のアドバイザーとして、福島市の吾妻山麓へ伺う機会がありました。視察ツアーは、いきなり1949メートルある一切経山の登山からスタート。 風と雨で過酷な登山でしたが、道中、盆栽作家のぼんさいやあべさんの案内で吾妻五葉松の曲がりくねった枝やむき出しになった根を目の当たりにしました。そう、この自然がつくりだした造形美こそが、盆栽のお手本なのです。 下山後、あべさんのご自宅兼工房で、曲付け(枝を針金で曲げる)を体験。4~5年経った苗木とのことで、その年月の重みから手が震えましたが、なかなか筋がいいとお褒めの言葉をいただきました。 このツアーで、私の中の潜在的にあった和のこころが顔を出した気がします。なかなか日々の手入れが大変ですが、この盆栽を愛でていきたいと思います。 Instagram:@bonsai_abe 編集長・山尾信一