【横浜好き】故障者続出のベイスターズ、先週は厳しい1週間もルーキーたちが躍動
連覇を目指したセ・パ交流戦は、地元でまさかの4連敗を喫して12球団中9位と低迷。セ・リーグでも借金5で5位に転落となりました。
リーグワーストのチーム防御率や、逆にリーグトップのチーム打率の割に上がらない得点力など、原因はいろいろありますが、一番は故障などでの離脱者が続出していることでしょう。
6月に入って2日に中川颯が右肩の炎症で登録抹消となり、7日は宮崎敏郎、山崎康晃、石田健大の主力3人が抹消と衝撃的な1日となりました。宮崎は左ハムストリングの軽い肉離れ、石田健は左肩の肉離れ、山崎は不振による再調整ということでした。
さらに8日には上茶谷大河と森唯斗が抹消。上茶谷は前日の試合で走塁の際に足を痛め、森唯は7日に出場登録後、即先発となった古巣の福岡ソフトバンク戦で3回途中5失点を喫して敗戦投手となり、二軍落ちとなってしまいました。
交流戦も残り2カード、敵地で千葉ロッテ、埼玉西武との対戦を残すばかりとなりましたが、ベストメンバーがなかなか組めない状況が続き、厳しい戦いが予想されます。
それでも9日の試合では、これまで不振だった牧秀悟のグランドスラムと、筒香嘉智の3ランでパ・リーグ首位を独走する福岡ソフトバンクに圧勝し、同一カード3連敗は免れています。苦しい状況ですが、下を向いていても仕方ないので、先週の戦いでの『明るい話題』を取り上げていきましょう。
◆筒香、NPB通算1000安打 9日のソフトバンク戦で筒香がNPB通算1000安打を達成。大台へ王手をかけて挑んだこの日は2三振を喫するなど、第3打席までノーヒットだったが、2点リードの7回1死1・2塁の場面でソフトバンク・藤井皓哉が投じた150キロの速球をライトスタンドへ運んだ。NPBでは11年目のシーズンで史上318人目、ちょうど4100打席目での達成となった。
◆ルーキーズが躍動 9日の試合では2人のルーキーが躍動した。1人目は先発した石田裕太郎で、5回を投げて被安打5、1失点の好投でプロ初登板初勝利をマーク。初回の満塁のピンチを無失点に切り抜けると、以後は強力ソフトバンク打線に連打を許さなかった。