【横浜好き】故障者続出のベイスターズ、先週は厳しい1週間もルーキーたちが躍動
横浜市磯子区出身で、幼い頃から大のベイ党だったという右腕は、初回に中央大学の先輩である牧の満塁弾というこれ以上ない援護を受けての勝利となった。
もう1人はドラフト6位で四国IL・徳島から入団した井上絢登。宮崎が故障離脱した三塁(8番)で先発出場し、6回の第3打席でプロ初タイムリーとなる二塁打を放った。試合後は「同期の(石田)裕太郎に絶対勝ちをつけてあげたかった」と喜びを語った。
◆オースティン、怒涛の週間OPS1.233 5月中旬に一軍復帰したオースティンが6月の月間打率.355と調子を上げている。特に得意のハマスタでの6連戦となった先週は週間打率.375、2本塁打、6打点、出塁率と長打率を足したOPSは1.233と打ちまくった。
6試合全てで安打を放ち、6日のオリックス戦は本塁打が出ればサイクル安打の3安打猛打賞。8日のソフトバンク戦では劣勢の試合を振り出しに戻す、自身2試合連続弾となる同点3ランを放った。
いずれもチームの勝利に結びついていないのが残念だが、復活した最強助っ人に牧、筒香、さらに故障離脱中の宮崎と、全員が揃った超強力打線を1日でも早く見たい。
◆今週の度会隆輝(6月4日~6月9日) 4日のイースタン・リーグ西武戦は2番・ライトでスタメン出場も4打席ノーヒット。7日からのオイシックス新潟との3連戦は、初戦に6番で出場して4打数3安打2打点と猛打賞の活躍。1番に戻った8日は3打数ノーヒット(1四球)で、5番起用の9日は3打数1安打、犠飛で打点1を記録した。
イースタンでは打率.324と好調をキープしており、10日に同じ外野手の神里和毅が一軍登録を抹消されたため、度会の一軍再昇格の可能性も高まっている(11日に出場選手登録)。
文:大久保泰伸
大久保泰伸