王者マルティネス、また「ドタキャン」 井岡一翔との試合開催にも暗雲、タイトル戦の調印式中止【ボクシング】
31日に東京・大田区総合体育館で行われるボクシングのWBAスーパーフライ級タイトル戦の調印式が29日、東京都内で予定されていたが、直前に中止された。同級王者フェルナンド・マルティネス（アルゼンチン）陣営が「コンディションを整えたい」と要望した。これを受け、挑戦者の元世界4階級制覇王者・井岡一翔（35）＝志成＝も会場入りしなかった。王者は26日の公開練習を発熱のため中止していた。 「私たちは挑戦者なので、チャンピオンの意向を尊重した。26日の発熱の影響かは分からない。30日の前日計量は行う予定です」と志成ジムの芳野一貴プロモーター。一方、日本ボクシングコミッションの安河内剛本部事務局長は「体重の問題もあるのでは」と指摘。いずれにしても試合開催に暗雲が漂う事態となった。 配信を担当するABEMAは世界戦がなくなっても興行が開催されるならば中継する方針。31日はWBAスーパーフェザー級挑戦者決定戦、同級9位・堤駿斗（志成）―同級14位レネ・アルバラード（ニカラグア）も予定されている。
中日スポーツ
