東京、神社のうまい「年越しそば」究極の一杯…《浅草寺・池上本門寺・川崎大師》味わい深い一品を大公開
■著名人の墓所も多数
日蓮宗大本山。日蓮聖人入滅の霊場。13世紀末に日蓮聖人が地元の領主であった信者の請により建立された。ご利益は厄除け・心願成就など。
川崎大師『川崎大師 松月庵』
見た目からもう縁起が良くて思わず拝みたくなる。「大海老天」がどどーん。さすが明治17年創業の老舗が誇る名物、ご立派もご立派。こりゃあ福を呼びそうだ。 70年使う年季の入った砂鉄鍋で職人が1本1本揚げるエビはサックサク、かぶりつけば身が跳ねるように舌の上で踊り出す。何と正月は1日1000本も揚げるのだとか。蕎麦は低速石臼挽きで風味を際立たせた二八。打つ時にしっかり揉むことで心地よいコシを出す。 そしてツユだが、その仕込みは店主が特に大事にする仕事だそう。毎朝、本枯節と宗田鰹を自家削り、丁寧にダシをひいたそれは上質で深い味わい。目に口に福が来る、特集に相応しいご利益蕎麦です。
■厄除弘法大師を祀る
真言宗智山派大本山。正式名称は金剛山金乗院平間寺。開創は1128(大治3)年。御本尊は「厄除弘法大師」。厄除けのお大師さまとして有名だ。 …つづく「東京のうまい 「東京老舗の「絶品そば」ベスト3店…のどごし最強クラスの絶品を《浅草・目白・小川町》で見つけた」では、あまたひしめくそば屋の中から、選りすぐりのお店を紹介します。 『おとなの週末』2022年12月号より(※本内容は発売時点の情報です)