マスク氏の100万ドルプレゼント、州裁判所が継続認める…理由は後日説明
【ニューヨーク=山本貴徳】ロイター通信などは4日、実業家のイーロン・マスク氏が設立した団体が抽選で選んだ有権者に100万ドル(約1億5000万円)を配布している活動について米ペンシルベニア州の裁判所が継続を認めたと報じた。裁判所は理由を後日、説明するとしている。
同州フィラデルフィアの地区検察は100万ドルの配布は州が運営・管理する宝くじに該当し、「認可を受けておらず違法だ」と主張し、差し止めを求めていた。
マスク氏側は、トランプ氏の政策を伝える「広報担当者」として選ばれた人物に配布しており、宝くじではないと説明していた。
マスク氏の団体はトランプ氏を支持しており、大統領選の激戦7州の有権者を対象に、米国憲法が定めた言論の自由や銃所持への支持を呼びかけた。請願書に署名した有権者の中から毎日1人に100万ドルを配布する活動を行っていた。