Soraよりすごい? Googleが発表した画像・動画生成AIまとめ
どんどん登場、新AI 今年の初めにGoogle(グーグル)は動画生成AI「Veo」と画像生成AI「Imagen 3」を公開しましたが、年末さらに新しいバージョンを発表しました。今月16日Googleが発表した生成AIの新バージョンは「Veo 2」と「Imagen 3の最新版」です。 【全画像をみる】Soraよりすごい? Googleが発表した画像・動画生成AIまとめ
まずはそのアウトプットが見たい!
いかがでしょう。この美しさ(都合上GIFにしているため画質は落ちてしまっていますが)。 実際のサンプルを見てもらえれば、まるで本物と見分けがつかないほど繊細な映像です。生成映像だと言われて見るとわかるはわかるのですが…何も知らずに映像だけ見たら見極められそうにありません…。 Veoは動画生成AIとして登場した時点で結構良いクオリティが出力されていましたが、さらにVeoからVeo 2への進化で破綻の少ない4K出力ができるようになりました。Googleによれば現実の物理現象や、人間の動作、表情の微妙なニュアンスの理解が向上していて、全体的にディティールとリアルさを強化しているそうです。 さらにプロンプトで撮り方を指定する言葉も理解できるようになりました。たとえば「ローアングルのトラッキングショット(低い視点から移動しながら被写体を撮影)」だったり、「レンズは〇〇mmで」と指定したり、「浅い被写界深度」など細かく指示できちゃうんです。 ここまで指示できるならもう1人で映画監督になれちゃいそうです。どうやらOpenAIの動画生成AI Sora(ソラ)よりも性能が良いみたい。
悪用対策もしっかりと
Veo 2の出力にはSynthIDによる不可視の透かしが埋め込まれており、AI生成コンテンツであることを識別できるようにされています。 これでフェイクニュース対策や悪用されるリスクを抑えています。新しいVeo 2の機能はGoogle Labsの動画生成ツール「VideoFX」で利用する形で展開され、徐々に利用可能なユーザーを増やしていく予定です。気になる方はGoogle Labsのウェイトリストに登録を! さらに来年にはYouTube Shortsや他の製品にもVeo 2を拡大する計画もあるらしく、2025年はさらに動画生成AI普及へブーストをかける模様です。