さいねい龍二&長妻怜央、デカレッド教育は“放牧”スタイル!? さらに20年後の『デカレンジャー』構想も飛び出す
――撮影の合間に、京都観光をされたり、料理のおいしいお店に行かれたりしたことはありましたか。 さいねい:なかったですね~。今回は『デカレンジャー』の思い出しかないんです。 長妻:朝がめっちゃ早かったですし、撮影していた以外、どこかへ遊びに行くようなことがありませんでした。 さいねい:どこかへ行ったわけではないけど、撮影の空き時間を使って東映太秦映画村のアトラクション『エヴァンゲリオン京都基地』に遊びに行ったよね。 長妻:行きました! 時間が合う何人か集まって。 さいねい:そんなに長い時間ではなかったけれど、あれは楽しかったなあ。僕ら、この衣装のままで行ったので、めっちゃ『エヴァンゲリオン』の世界観とリンクしていました(笑) 長妻:いっぱい写真を撮りましたね。 さいねい:京都観光はできませんでしたが、映画村も観光名所のひとつですからね。 長妻:龍さん(さいねい)、いつもクールなんですけど、あのときだけはテンション上がっていましたね(笑) さいねい:写真撮りまくったもんね。これ見てください。ATフィールドを展開したシチュエーションを再現した写真が撮れるんです。 長妻:僕は『エヴァンゲリオン』のことを知らなかったのですが、わからないままいろんな場所をめぐっていました(笑) さいねい:怜央はATフィールドのところで、変わったポーズを取って写っています(笑) 長妻:これって敵のバリヤー的なものを、強引に破っていこうとする状況だったんですよね。僕はそれを知らずに、「渦の中に吸い込まれてしまう~」みたいにしてました(笑) ■後輩・塁と接するバンは…「若手に対してかなり気を使っているのでしょうね」 ――塁という人物像について、お二人はそれぞれどんな印象を持たれましたか。
長妻:良くも悪くも、今どきの若者というイメージで演じました。「仕事だけ出来ていればいいでしょ」「コミュニケーションなんて取らなくていいでしょ」みたいな。 さいねい:バンのことは信頼していると思うんですよね。でも、そんな塁をバンが地球署に預けたもんだから大変なことに(笑)。先輩たちがそれぞれ好き勝手に捜査を始めてしまい、理解できなくなった塁がたまらずキレるところがすごいインパクトだった。 長妻:でも、塁があの状況でキレるなんて、個人的にはいい度胸だなって思いましたよ。ああいう生き方してたら、嫌われるじゃないですか(笑)。でも彼は彼なりに、刑事という仕事に強い思いを持っているわけです。「なんなんすか! ちゃんとやってください!」と怒り出す塁の気持ちを、自分なりにしっかり考えて演技に臨みました。 さいねい:今回のバンは、後輩の塁にあれこれ口出しをしないでしょう。僕の想像ですが、おそらくこれまでにもバンの下に新人刑事が配属されて、バンは自分が教わってきたのと同じように指導していたら、音をあげて逃げられちゃったとか、そんな出来事があったと思うんです。あるいは、上の人から厳重注意を受けるとか。そんなことがたびたび起こったことによって、今回は若手に対してかなり気を使っているのでしょうね。上からも「今度こそ、若い奴をちゃんと育てろよ」と強く言われているはずだし、自分自身もまだ若い奴の気持ちを理解できているし、塁のことは“枠を広めに取って”教えているって感じで演技をしました。 長妻:塁は管理されていない“放牧”スタイルで育ててもらってるんですね(笑) ――長妻さんがプレミアデカレッドになる、いわゆる“変身”シーンについての感想をお願いします。変身の先輩であるさいねいさんの反応も気になるところです。 長妻:変身初心者ですから、初心者マークをつけて変身したかった(笑)。実際にSP1ライセンスを構えて変身シーンを撮影したとき、すごく難しいなって改めて感じましたね。完成画面では、当たり前のようにカッコよくポーズを決めているように見えますけど、なかなかすぐに出来るものではなく、何度も繰り返し練習をした上で取り組みました。