女子ホッケー及川栞、2大会連続の五輪代表「精一杯、ピッチの上で走り回る」
今夏のパリ五輪に出場するホッケー女子日本代表16人が14日、発表され、及川栞(おいかわ・しほり、35)=東京ヴェルディ=が東京五輪から2大会連続の代表メンバーに選出された。 オンライン取材に応じた及川は「前回出場時よりもチームを支えるところが大きくなり、選ばれてほっとしているという気持ちが大きい。しっかり勝ち点をとって決勝リーグに上がる。(五輪では過去)ベスト8が最高記録なので、メダルにつながるように戦っていきたい」と力を込めた。オランダ、豪州のクラブチームでプレーした経験を持ち、英語でのコミュニケーションスキルも高いことから、ニュージーランド人のジュード・メネゼス監督(52)とメンバーとの橋渡し役も担う。「チームが共通理解を持ってピッチに立つために、英語を理解して円滑にいけば」と抱負を述べた。東京五輪は1次リーグ敗退で11位。雪辱を期してメダル獲得に挑む2度目の五輪で「精一杯、ピッチの上で走り回るだけ」と全力でチームに貢献することを誓った。 ■及川 栞(おいかわ・しほり)1989(平成元)年3月12日、岩手県岩手町生まれ。3歳からホッケーを始める。沼宮内小、沼宮内中、岩手県立不来方高から天理大を経て卒業後はソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズに勤務。ソニーHCでプレーし、同チームの全日本女子ホッケー選手権5連覇に貢献。2013年に初めて日本代表入りした。2016年からオランダ1部リーグ、オランイェ・ロートで3シーズンプレーし、日本人初のプロ契約を結ぶ。2019年から東京ヴェルディでプレー。日本代表として2018年アジア大会(ジャカルタ)優勝、21年に東京五輪出場。ポジションはDF。身長164・5センチ。