軸がしっかりしてチーム状態は上向き。パの優勝のカギを握るのはオリックス!【伊原春樹の「野球の真髄」】
中嶋監督代行となり、いい雰囲気で戦っているオリックス[写真=佐藤真一]
セ・リーグは着々と巨人がマジックを減らして、優勝に突き進んでいる。10月4日現在、2位・阪神に13.5ゲーム差をつける大独走で、マジックは17。優勝は間違いなしだ。MVPもプロ野球記録に並ぶ開幕投手から12連勝を果たしている菅野智之で異論はないだろう。 パ・リーグはロッテとソフトバンクが激しい優勝争いを展開している。ロッテが優勝となれば2005年以来だ。しかし、このときはプレーオフの勝者がリーグ優勝とされていた。ロッテは公式戦2位。最後の年間勝率1位は1974年だから優勝すれば46年ぶりの“頂点”ということになる。しかし、ロッテもソフトバンクも決め手がないのが現状だ。優勝争いの行方は最後の最後までもつれることが予想される。 セと違って、パには今季もクライマックスシリーズ(CS)がある。例年と異なり、ファイナルステージのみ。2位までに入らなければ日本シリーズ進出の権利を失うのだが3位の楽天にはまだそのチャンスはある。ただ、・・・
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週刊ベースボール