“友人の母親”に父を奪われて「その友だちを殺そう」と決意…小2で“父親に捨てられた”芸人(47)が明かす、殺意を抱くほど苦しんだ学生時代
〈母は小学校入学直前に突然死、父は“同級生の母親”と交際して家出…小2で一人暮らしになった47歳芸人が語る、幼少期に味わった“孤独”「僕にはゲームしかなかった」〉 から続く 【40年前の貴重画像】小2のフジタさんを捨てたコワモテの父親との“ツーショット写真”を見る フジテレビ系列のドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で壮絶な生い立ちが話題になった、ゲーム芸人・フジタさん(47)。小学校入学直前に母親が急死し、その後、父親が同級生の母親と暮らすようになったため、小学生にして一人暮らしを強いられた。 フジタさんの父親が、育児放棄してまで一緒に暮らすようになった同級生の母親は、いったいどんな人物だったのか。彼女やその子どもに対して、フジタさんはどんな思いを抱いていたのか。本人に話を聞いた。(全3回の2回目/ 3回目 に続く) ◆◆◆
同級生のことを「殺せばいいんじゃないか」と思い始めた
――フジタさんが小学2年生の時にお父さんが家を出て行って、フジタさんの同級生であるK君の母親と一緒に暮らし始めたそうですが、その女性はどういう人だったのですか。 フジタさん(以下、フジタ) ヤバイ人でしたね。僕が父親から殴られているのを見ても止めませんでしたし、僕の父親のことを「私の子どもを虐待しないのがいいところ」と、悪気もなく僕の目の前で言っていましたから。ちょっと接しちゃいけないような人でした。 父親がどうしてあそこまで入れ込んでしまったのかは、わからないです。でも男の人を丸めこむのが上手いというか、今思えば洗脳だったんじゃないかな、とも思います。 ――当時、フジタさんはK君やそのお母さんのことをどう思っていましたか。 フジタ もともとK君とは仲が良くて普通に遊んでいたんですけど、父親がK君親子と暮らすようになってからはK君も僕に対してマウントというか、僕の父親のことを「自分の父親だ」という感じになってきて。 K君がいなければ、僕に対する虐待もなくなると思ったので、正直「K君を殺せばいいんじゃないか」と思ってしまったこともあります。