「守備力の点で吉田正尚はRソックスにフィットしない」層が厚い外野陣…「チームのためにトレード放出を試みるべきだ」と地元メディア
◇24日(日本時間25日)レッドソックス7―6ブルージェイズ(ボストン) レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は、地元のブルージェイズ戦に「6番・DH」でスタメン出場。3打数2安打で、9回に代打を送られて退いた。左親指痛から復帰10試合目で初めての、今季4度目のマルチ安打をマークした。 運が悪いとしか言いようがないのだろうか。Rソックス地元メディアのボソックスインジェクションは、吉田が前日に「外野を守れないのは寂しい」とコメントしたのを受け、「吉田は外野守備に戻りたがっているが、それはRソックスにとっては意味をなさない」とバッサリ。理由として、外野陣の層があまりに厚いことを挙げた。 「コーラ監督は吉田のDH起用を『強いられた』。というのも、外野陣は満載だからだ。デュラン、レフシュナイダー、ラファエラ、オニールは全員が攻守両面で活躍している。そのため、吉田との契約は浅はかだったとさえ見えてしまう」 さらに「特に守備力の点で吉田はRソックスにフィットしない。高額な部類の契約が3年以上も残っていることから実現は難しいだろうが、日本時代の打撃成績に戻らない限り、2025年のチームのためにトレード放出を試みるべきだろう」とした。 吉田は2022年12月、Rソックスと5年総額9000万ドル(約143億円)で契約。昨季は打率2割8分9厘、15本塁打、72打点で新人王投票は6位だった。だが、左翼守備85試合で、同じポジションの平均的野手と比べて守備で何点防いだかを示す指標「守備防御点(DRS)」は、平均以下の「マイナス4」。そのため今季はほぼDHに固定され、左翼守備は1試合しかない。 今季は左親指痛で今月11日まで6週間離脱し、34試合で打率2割3分9厘、2本塁打、12打点。(写真はAP)
中日スポーツ