残り4分で1ゴール1アシスト。逆転勝利の立役者、サカイ・ダニエル・ユウジ「迷いなくナチュラルにあのシュートが出せた」|フットサル
10月19日、品川区立総合体育館にてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第11節が行われ、しながわシティとY.S.C.C.横浜が対戦。しながわが3-2で勝利した。 【映像】宮本恒靖×松井大輔の特別対談 この試合でしながわを勝利に導いたのが、キャプテンのサカイ・ダニエル・ユウジだ。 第2ピリオド残り7分で、1点ビハインドだったしながわはパワープレーを選択。すると36分、堤優太からの横パスにタイミングを合わせたサカイは、右足から弾丸シュートを繰り出し同点に追いついた。残り46秒で再び右足を振り抜くと、最後は新井裕生が合わせて土壇場で勝ち越し。決勝弾を演出した。 得点後、表情を崩さなかったサカイは、その時ピッチでどんなことを考えていたのか。試合を終え、記者会見に出席した。
得点後は喜びすぎずにセーブした
●しながわシティ|サカイ・ダニエル・ユウジ ──今日の試合を振り返って。 間違いなく今日一番大切なことは、勝ち点3を取ることでした。悪い流れのなかで、この試合を乗り越えられたことは、僕らにとって大きなことでした。そう考えると今日はいい日です。 ただ内容としては悪い日でもあります。一人ひとり、自分のパフォーマンスのなかでなにが良くて、なにが悪かったのかはわかっているはずなので、そこを修正していきたいです。 ──1-2と追いかける展開のなか、サカイ選手は同点ゴールを挙げられました。打つ瞬間はどんなことを考えていましたか? あの形はかなり練習しているので、今日だけではなく他の試合でも同じ決め方をしたことがあります。練習しているからこそ、タイミングやお互いの良さは他の選手も理解していますし、迷いなくナチュラルにあのシュートが出せたと思います。 ──得点後にクールな表情だった理由は? 単純に疲れていました(笑)。あとはそこで喜びすぎたり、ゴールパフォーマンスに元気を出しすぎたりすると、無駄に疲れが溜まってしまうので。 (新井)裕生のゴールも、私はそんなに喜んでいないように見えたと思いますが、まだ試合の残り時間があったので、一旦喜びすぎずにセーブすることにしました(笑)。でももちろん、内心はとてもうれしかったです。 比嘉監督 まだ試合が続くことは大きかったと思います。たまにサッカーなどで、点を取った喜びが溢れすぎてシャツを脱いで、イエローカードをもらったり、退場になったりすることがありますが、彼には次のプレーがありました。試合時間が残り5分なら1回交代もできると思いますが、残り40秒では絶対に交代しないとわかっているから(笑)。本当に集中しているんですよね。(サカイに向かって)ナイス! ──先週の立川アスレティックFC戦での引き分けを踏まえて、この1週間でチームに働きかけたことはありますか? 先週も練習の流れ自体が悪いわけではありませんでした。だからこそ、チームとしてそこまで大きな変化はさせていません。 先週の試合で監督ががっかりした理由は、練習で見ているパフォーマンスが高いので、試合でもそれを期待しているからです。あなたもうちの練習を見学してから先週の試合を見たら「このチーム、全然違う」という感想をもったかもしれません。 だから、監督や僕が会見で「今日は全然ダメだった、悪かった」と言う理由は、練習の強度が高いからこそ、そう言っています。日々やっていることは間違っていないと信じているから、試合の時は厳しい評価になりますが、練習としてそんなに大きく変化する必要はないと思っています。ただ気持ちとしては、あのような引き分けはもう二度と許さないことは、もちろん意識していました。 ──来週のペスカドーラ町田戦に向けての意気込みをお願いします。 町田も最近いい流れをつくっています。上位の直接対決になりますし、間違いなく強い相手だと私は想定しています。 一番大事なのは、怪我人をこれ以上増やさないように注意すること。その上で、今まで頑張ってきているとおりに、練習のようなパフォーマンスが出せれば、間違いなくいい試合をする自信があります。
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