パリ在住の編集者がおすすめする、いま注目のうつわ作家9名。
モノトーンによって際立つ、ユニークで自由なフォルム。
2020年より独学で陶芸を始め、若い感性で注目を集めるレア・バルダサリ。大きくて丸いハンドルが飛び出ているようなマグカップをはじめ、ユニークで自由なフォルムが特徴。色の釉薬は使わず、白土や黒土の釉薬を用いることにより、フォルムがさらに際立つデザイン。手びねりならではの指跡が残る、ざらりとした独特な質感で、ひとつひとつ異なる表情も愛おしい。手仕事の繊細な佇まいながら、軽やかで日常使いしやすいのも魅力。 [ 取り扱い店 ] Studio des Rosiers ステュディオ・デ・ロジエ〈1区|バスティーユ〉 12, rue Saint Sabin 75011 Ⓜ︎BASTILLE 営)10時~18時 休)土、日 https://studiodesrosiers.com
Lucia Mondadori ルチア・モンダドリ
レア・バルダサリより少し前に陶芸を始めたルチア。ふたりは昨年バスティーユに共同アトリエを構え、陶芸教室も開催している。
優美で抽象的な曲線は、女性の身体をイメージ。
ブラジル生まれのイタリア人であるルチア・モンダドリは、デザイン関係の仕事に就いた後、2018年に陶芸をスタート。丸みを帯びた女性の身体をモチーフに、抽象的で彫刻的な花器やオブジェを生み出す。耐火煉瓦の材料として用いられるフランス産の土を材料にして、ざらりとした質感のプリミティブな佇まいに。曲線の造形美に土の力強さが垣間見られる作品は、アートオブジェのような存在感で美しい空間を演出してくれる。 [ 取り扱い店 ] Studio des Rosiers ステュディオ・デ・ロジエ〈11区|バスティーユ〉 12, rue Saint Sabin 75011 Ⓜ︎BASTILLE 営)10時~18時 休)土、日 https://studiodesrosiers.com Brutal ブリュタル〈11区|ヴォルテール〉 19, rue Pétion 75011 ⓂVOLTAIRE 営)12時~19時(水~金)、14時~19時(土) 休)日、月、火 https://brutalceramics.com