新NISAは「政府の陰謀」? HugKumのパパFP記者が、6年10ヶ月の運用実績を公表! 噂の真相に迫る
噂の真相は? FPがつみたてNISA含む6年10ヶ月の運用実績を公開
新NISAが始まって10ヶ月。2024年から投資を始めた方は、8月の暴落によりリターンがマイナスになる経験をしたことでしょう。私自身、8月5日の暴落を受けて一時的に含み損(売却していないもののリターンがマイナスになっている状態)を抱えました。 暴落を経験した後も、新NISAで積立投資し続けた結果について解説します。 ■8月に大暴落!毎月積み立てた新NISAは10ヶ月の運用でいくらになった? 私の場合、インデックスファンド(指数に連動する投資信託)に毎月30万円を積立投資しています。執筆時点で新NISAの運用が始まって10ヶ月目です。 8月に日本株や米国株を含む世界同時株安が起きたことで「新NISAは政府の陰謀だ!」「NISAを解約しました」など、新NISAに対する否定的な意見が目立っていました。 あれから2ヶ月。たんたんと積立投資を続けた結果、今では約8.6%のプラスになっています。インデックスファンドの標準利回りは3~7%程度なので、8.6%の利回りは良すぎるレベルです。 期待以上の利回りを達成している大きな要因は「暴落時にしっかりと買い増しできていたから」です。株価の暴落時は、投資家にとってのバーゲンセールだと思うと気が楽になりますよ。 ・株価が上がったら、資産が増えて嬉しい! ・株価が暴落したら、株を安く買えて嬉しい! これくらいの心構えでいると精神的に余裕を持って長期投資できます。 これからNISAを始めてみたい方や投資経験が浅い方は、以下のポイントを押さえておきましょう。 ●リターンがマイナスになっても売却しない ●暴落が起きたら「バーゲンセールが来た!」とプラスにとらえる ●暴落後は市場が回復する ■つみたてNISAを含む6年10ヶ月の運用実績は? 筆者は新NISAだけでなく「つみたてNISA」が始まった2018年1月よりNISAを活用しています。 つみたてNISAの積立額は1年目37万円、2~6年目40万円の合計237万円です。2024年からは新NISAへ移行しているので、運用のみ続けています。 2018年から始めたつみたてNISAの積立額は237万円ですが、リターンは+91.78%(約1.9倍)にまで上昇しています。 一方で、新NISAの積立額(つみたて投資枠+成長投資枠)は300万円ですが、リターンは+8.58%です。 このことから、資産運用はできるだけ早く、長期で行う方が有利といえます。 以下のポイントを押さえて、NISAで上手に資産運用しましょう。 ●複利の効果を得るために、長期運用する ●少額でもいいから、できるだけ早く始める