【ラジオNIKKEI賞】オフトレイルが豪快に追い込み重賞初V! 田辺裕信騎手「開幕週の馬場で最後方からは普通じゃ考えられない勝ち方」
6月30日の福島11Rで行われた第73回ラジオNIKKEI賞(3歳オープン、GⅢ、芝1800メートル、ハンデ、12頭立て、1着賞金=4100万円)は、田辺裕信騎手の6番人気オフトレイル(牡、栗東・吉村圭司厩舎)が最後方追走から勝負どころで外々を回ると、直線で豪快に追い込んで初の重賞タイトルを手にした。タイムは1分45秒3(良)。 アタマ差の2着にはシリウスコルト(4番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着にヤマニンアドホック(5番人気)が入り、1番人気のサトノシュトラーセは9着に敗れた。 ラジオNIKKEI賞を勝ったオフトレイルは、父Farhh、母Rose Trail、母の父Kingmamboという血統。英・Godolphinの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は7戦3勝。重賞は初勝利。吉村圭司調教師はラジオNIKKEI賞初勝利、田辺裕信騎手は2019年ブレイキングドーンに次いで2勝目。 ◆田辺裕信騎手(1着 オフトレイル)「あそこまで後方から運ぶつもりはなかったけど、スタートを出なかったのでね。ペースも流れていたし、逆に巻き込まれなくてよかったかもしれません。最後はすごい脚だったし、開幕週の馬場で最後方からは普通じゃ考えられない勝ち方。レースの流れ次第ではどういう競馬もできるタイプだと思います」