都内に“結婚の意向はあるが婚活せず”115万人か 東京都が支援策を強化へ
結婚を希望する人を支援する東京都と結婚に関する業界団体が11月29日に東京都庁で会合を開き、若い世代の結婚への意識をどう高めていくかを話し合いました。 会合で東京都の小池知事は「都内で結婚を希望しているが活動していない・どうすればいいのか分からない人は、国勢調査から推定して大体115万人はいると見込まれる。この方々に後押しをする。そして一歩踏み出してもらうということ」だとあいさつしました。 東京都によりますと、結婚したい人の7割近くが結婚相手を見つけるためのいわゆる「婚活」をしておらず、主な理由については「婚活や結婚への不安」や「どう婚活すればいいか分からない」などを挙げているということです。 こうしたことから、東京都は結婚に踏み出してもらうため、9月から独自の「AIマッチング」を使った婚活向けのサービスを提供しています。この日の会合では「若い世代が安全にマッチングアプリを利用できるよう、本人確認の徹底など認証の強化を図るべき」といった意見や「学生のうちに結婚式やライフプランを考える機会を提供してはどうか」といった提案が出されました。 東京都は、これらの意見を今後の支援策に反映させていきます。