来月は年金支給日!一度にたくさんの年金を受け取れる「高額受給者」は本当に存在するんですか?元銀行員が解説
【解説】年金の支給日に「約60万円」支給される人がいる理由とは
結論、年金支給日に約60万円を支給されるのは「2ヶ月分まとめて支給される」ため。 厚生年金や国民年金は、毎月ではなく、原則として年に6回、偶数月の15日(土日祝日の場合は直前の平日)が支給日となっています。 月額30万円を受給している人は、1度の支給日に60万円が支給されるのです。 なお、次回支給日は6月14日(金)ですので、支給日までうまく家計管理して乗り切りましょう。 ●2024年の年金カレンダー:支払対象月【一覧表】 ・2024年2月15日(木):2023年12月分・2024年1月分 ・2024年4月15日(月):2024年2月分・2024年3月分 ・2024年6月14日(金):2024年4月分・2024年5月分 ・2024年8月15日(木):2024年6月分・2024年7月分 ・2024年10月15日(火):2024年8月分・2024年9月分 ・2024年12月13日(金):2024年10月分・2024年11月分 次の章では、公的年金に頼りすぎない対策について解説していきます。
【元銀行員が解説】高額年金受給者になるのは難しい…対策は?
ここまでで、60万円の年金収入のしくみについては十分にご理解いただけたかと思います。 「60万円も年金収入があったらバラ色の老後生活が待っていたのに……」と落胆された方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、割合としては非常に少なくなっているのが現状。老後の収入源である公的年金が、実質的には目減りしてきているといわれます。 自分の年金受給金額については「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認してみてください。 また、公的年金制度以外にも目を向けてみるのも一つの手。老後生活の支えとなるのは公的年金だけではありません。 iDeCoやNISAなど国が主導する制度や、個人年金保険などを活用することで、自分で自分の年金を作ることも可能です。 公的年金+自分年金の2つの収入源で考えれば、ちゃんとした理想の老後生活を実現できるかもしれません。 お金に働いてもらいながら、老後生活のための準備を進めていきましょう。 働き方、家族構成、住まいなど価値観によってさまざまなライフプランが考えられます。 まずライフプランニングから始めて、自分の生活に合わせた「貯蓄」と「投資」を使い分けが大切だといえるでしょう。