秋はいちばん皮脂が詰まってるらしい!?「専門家に聞いた汚れを落とす洗顔」|美ST
皮脂を落としすぎると乾燥するから、メイクをしていないときは洗顔料を使わないほうがいいというのは、間違った知識です!酸化皮脂を放置すると、いろんな肌トラブルの原因に。朝夜2回の正しい洗顔で酸化皮脂を洗い流し、夏枯れ肌の土台を整えましょう。
毛穴汚れ、くすみ、ゆらぎ、ゴワゴワ感払拭で、土台の整えからスタート。
▶︎「立て直し洗顔」3 STEP STEP 1:皮脂が溜まる小鼻や比較的皮膚の厚いTゾーンから泡をのせていく 洗顔料をよく泡立てて、皮脂分泌の多いTゾーンから洗います。洗い残ししやすい小鼻部分も丁寧に。
STEP 2:優しくUゾーンに泡を広げていく 次に頰や顎のUゾーンを洗います。中指と薬指の2本指の腹で円を描くようにくるくると、短時間で洗うのがコツ。
STEP 3:最後にデリケートな目元や口元にもなじませる 皮膚が薄い目元や唇の周りは最後に洗いましょう。唇は粘膜なので、メイクをしていない場合は泡で洗わなくてもOK!
皮脂量の分泌が多い6~9月を経て、秋の肌は“酸化した皮脂”が溜まっています
肌のうるおいを守るのは、実は皮脂ではありません。肌のうるおいを守るセラミドが失われると、肌が乾燥してしまうのです。強いクレンジングでセラミドが落ちてしまうことがありますが、洗顔料ではセラミドは落ちません。 皮脂は放置すると酸化してしまい、肌荒れやくすみの原因にも。酸化皮脂が毛穴に残ったままだと、その上からいくら保湿をしても、油分が邪魔して浸透しづらく、逆に乾燥してしまいます。洗顔料を使った朝夜2回の正しい洗顔でしっかりと酸化皮脂を落とすことが重要です。洗顔もクレンジングも肌に優しく自分に合ったものを使い、1分以内に洗い流しましょう。(吉木先生)
教えてくれたのは…よしき銀座クリニック 吉木伸子先生 よしき銀座クリニック院長。皮膚科医。丁寧なスキンケアと結びついた肌管理で定評がある。美肌の秘訣をYouTubeでも配信。 《衣装クレジット》 スウェットプルオーバー¥28,600(ダブルスタンダードクロージング/フィルム) 2024年『美ST』11月号掲載 撮影/向山裕信(cheek one)〈人物〉 モデル/尾形沙耶香 ヘア・メイク/このみ(Lila) スタイリスト/MaiKo yoshida 取材/岩崎香織 再構成/Bravoworks,Inc.