ショーン・メンデス、ゲイの噂について言及「今も自分のセクシャリティを探っている」
現在ツアー「For Friends and Family」を開催しているショーン・メンデス。今週初めにコロラド州モリソンで公演を行った。今回のツアーはニューアルバム『Shawn』を全曲披露するもので、話題の新曲「The Mountain」も歌っている。この楽曲が話題になっているのは、これがショーンのセクシャリティに関する噂へのアンサーソングではないかという説が浮上しているから。ショーンはこれまでたびたびゲイではないかと噂されてきたが、この曲で彼は「君は僕が女の子のことを好きだと言ってもいいし、男の子が好きだと言ってもいい(You can say I like girls or boys)」「君の思うことを言えばいい(Whatever fits your mold)」と歌っている。
リリースされて以来、この楽曲は意味深な歌詞だとファンをざわつかせていた。今回のステージでショーンはそれについて言及。「私が本当に若かった頃から、私のセクシャリティについてみんなが色々なことを言ってきた。セクシャリティはとても美しくて複雑なもので、自分の思うままに扱おうとするのは難しい」。ショーンは続けて自分のセクシャリティに関する噂についてどう思っているかも匂わせた。「私にとってとても個人的なもの、自分自身の中で探っていたもの、まだ発見していなかった、そして今も発見していないものに対する侵害のように感じていた」とコメント。「今は自由に話している」から「みんなに近づける」とも。
ショーン曰く「私の人生とセクシャリティに関する本物の真実は、みんなと同じように今理解しようとしているところなんだ。わからないこともあればわかることもある。私たちはそれについて多くを語らなくてはいけない社会に生きているから、本当に怖い」。最後に「勇気を出して人間であること、何かを感じることを自分に許そうとしているところなんだ。今のところ私が本当に言いたいのはこれだけだ」。
ショーンは過去にも自分のセクシャリティに関する噂について語っていたことがある。「噂にはとてもイライラした。私と親しい人たちの中にはゲイでそれをカミングアウトしていない人たちがいるからだ」「その人たちのことを思って、怒りのようなものを感じた。それはとても扱いにくい。『私はゲイではない。でもゲイであっても構わない。ゲイであることは悪いことではないけれど、私は違う』っていうのはね。この状況にどう対応すればいいのかわからない」。今回のステージで人のセクシャリティについて触れることの危険性も改めてアピールしたショーン。彼のメッセージが多くの人に届くことを願いたいもの。