「えっ…」1億円の獺祭⁉︎ 旭酒造が“人類初”宇宙で日本酒造りに挑戦して、地球に一本分を持ち帰ります!
出荷額は全額、日本の宇宙開発事業に寄付する予定
日本酒の「獺祭(だっさい)」で知られる旭酒造は、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟内で、人類初となる宇宙空間での酒造りに挑戦すると発表しました。 【画像】「えっ…」1億円の獺祭⁉︎ 旭酒造が“人類初”宇宙で日本酒造りに挑戦を写真で見る(5枚) 宇宙空間で発酵させて作られた日本酒は100ミリリットルをボトル1本に瓶詰めし、1億円で販売予定です。
旭酒造は、2040年代に人類の月面への移住が実現する場合、長期間を月で暮らす中で、酒は生活に彩りを与える存在になるといいます。水分を多く含むブドウと比べ穀物である米は軽く、月まで輸送しやすいため、将来的には米と、月にあると言われる水を使い、月面で獺祭を造りたいとしています。 その実現に向けた第一歩として、月面の重力(地球の約1/6)を「きぼう」内で再現した環境下で、醸造試験を実施します。 「きぼう」で発酵させた醪(もろみ)約520gは冷凍状態で地球に持ち帰り、搾って清酒にした後に、分析で必要な量を除き、100ミリリットルをボトル1本に瓶詰めします。その1本のお酒「獺祭MOON–宇宙醸造」は、希望小売価格1億円での販売を予定しており、旭酒造はその出荷額を全額、今後の日本の宇宙開発事業に寄付すると発表しています。
VAGUE編集部