父から100万円の生前贈与を受けました→税務調査官「これ、贈与じゃないですね」…税務署に否認されないためのテクニック、6つ【税理士の助言】
子・孫を思いやる気持ちが台無しとならないために
今回のような親子や祖父母と孫のあいだなどで金銭のやりとりが発生することはまれな事例ではありません。「子のために、孫のために」と財産を渡した気持ちが台無しとならないよう、生前贈与を行う際には、贈与契約書の作成、贈与の意思の明確化、金銭の流れの記録、贈与税の申告をしておき、定期贈与とみなされることを防ぐ手段を知っておく必要があります。解説してきたポイントを押さえて、税務署に否認されないようにしましょう。 贈与に関する疑問や不安がある場合は、専門の税理士に相談することをおすすめします。 小原 崇史 税理士法人小原会計 パートナー、公認会計士、税理士 慶應義塾大学環境情報学部卒業。会計士試験に合格後、有限責任監査法人トーマツにて主に監査業務を経験。都内中堅税理士法人で税務業務に従事後、2023年7月独立開業。2024年4月1日に税理士法人化。現在は、スタートアップや起業支援を行っている。
小原 崇史
【関連記事】
- 調査官の思うツボ…税務調査「トイレを貸してください」の真意
- 「親が亡くなったら、真っ先にコンビニへ走る」が新常識!相続手続きで困らないためにやるべき、たった一つのこと【税理士が解説】
- 「宝くじ1.5億円当たった!」年収560万円の50歳サラリーマン…歓喜も束の間、“まさかの決断”へ。高額当選者がたった数年で「不幸」になりがちなワケ【FPが解説】
- 貯蓄と退職金で「3,500万円のマイホーム」を買った60歳夫婦に、税務署から〈1通の封書〉が…後日「1,195万円の納税」を求められたワケ【税理士が警告】
- 税務調査官「かっこいい腕時計ですね」…年収700万円、55歳の“普通のサラリ-マン”に「多額の追徴税額」が課されたワケ【税理士が解説】