【共創と競争の新たなカタチ】米マツダCX-50にトヨタRAV4のハイブリッドシステム丸ごと搭載。燃費性能なんと40%爆上がりで大ヒット間違いなし!?
基本部分を共有・共通化しても完成車はそれぞれ別の味になるので心配いりません(エンジニアってそんなヤワじゃありませんので)。浮いたコストでインテリアも別デザインにすれば世界観の異なるいいクルマになります。単なるOEMじゃなく本気で取り組めば世に出るクルマも増えるでしょう。BEVならさらに可能性が広がります。
さてさて。スバルが次期BRZをどうするのかってことも気になりますが、どうにも我慢ならんのが今のマツダです。あくまで個人的レベルと忖度しておきますが、現行モデルのマツダ車って個別にみればデザインや質感に不満なくカッコいいとさえ思うのですが、コンセプトカーのヴィジョンクーペやRXビジョンで昭和オジサンのハートを鷲掴みした、「魂動デザイン」のテイストが微塵も感じられないのです。
現行モデルでカッコいいマツダ車ベスト3はCX-90、CX-50、ロードスター(RFを除く)です。北京で発表したEZ-6などもイケてますね。それこそ2.5Lハイブリッド積んで売ったらカムリの穴埋まりませんかね? しかし、この3車でも衝動を覚えたあの魂動テイストは皆無に等しく、せいぜい隠し味程度。ワタシが鈍感なのでしょう、リアルな量産モデルにランウェイなコンセプト意匠を望むのは無理なんでしょうね。
というワケで、「共創・競争・協業」はドンドン加速していただき、もっともっと魅力的なクルマを作っていただきたいと思う次第。末筆ながらご気分を害された皆様にはお詫び申し上げます。ではまた! Text:Seiichi Norishige
教重 誠一