盛岡で「サマーベースボールリーグ」2度目の開催 集客面などに課題も、高まりつつある“イベントの価値“
岩手の高校野球を盛り上げた選手の現在地を知れるのも魅力の一つ。また後藤が「普段対戦しないチームと試合をさせてもらえるのはとてもいい機会になっていると思う」と話すように、実戦の場を求める選手にとっては有意義な時間と言えるだろう。 一方、実行委員会は課題として「集客と資金繰り」を挙げる。実際、取材日も夏休み中の土曜日にもかかわらず空席が目立っていた印象。担当者は「集客については、学童野球チームの招待やメディアに取り上げていただく機会を増やすなど、広報面での工夫が必要。資金繰りについては協賛営業の強化、個人協賛の増加に向けた取り組みが必要だと考えている。いずれもイベントの価値を高めることが必要不可欠」と話す。盛岡の一大イベントとして今後どんな発展を遂げるのか、注目だ。
(取材・文・写真 川浪康太郎)