びわこにいいイメージを持つ平川

　平川香織（23＝埼玉）は出走中のびわこボート・イースタンヤングで残念ながら予選落ちとなったが、19日のレースでは道中で魅せてくれた。3Rではインから粘りをみせて2着。7Rでは、若林樹蘭と競り合って3着争いに持ち込んでいた。 　「自分が失敗していますね。上積みもあって戦える足にはなっています」 　厳しめのジャッジだったが、その道中での運びは、もともとフィギュアスケーターだった“舞い”を感じさせるものだった。 　「ターン出口とか、舟が帰ってくるところが、エッジを利かせているようで、何となくフィギュアスケートと似ているんですかね」 　スケートの技術が役に立っているのかには首をかしげたが、ここびわこのイメージの良さは関係しているようだ。 　「3年ぶりのびわこでしたが、ウネリも苦にならないし、体感的に好きです」 　目標のA1昇級、初Vに向けて、びわこの残り2日間を有意義なものとする。 　◇平川　香織（ひらかわ・かおり）2000年（平12）7月29日生まれ、東京都出身の23歳。埼玉支部所属。122期生として2018年5月に戸田一般戦でデビュー。23年4月住之江オールレディースで初優出。通算成績1000走120勝、9優出。1メートル51。血液型B。