「データを見るのが好きなんですよね」DeNAを日本シリーズに導いたMVP捕手・戸柱恭孝が打倒ソフトバンクのカギを握る…CSで巨人を惑わせた配球
筒香が語る現チーム「選手の個が強くなっている」
CS全8試合でリリーフ陣の防御率は1.16。レギュラーシーズンではリーグ5位の同2.83から1点以上も上がったことがCS突破の最大のカギだった。 「リリーフのピッチャーが頑張って投げてくれたということ。僕は安心して投げさせるように心がけていたけど、そこはピッチャーに尽きると思う。日本シリーズでもまずやることはコミュニケーションをしっかり取ることだと思います。マウンドで大丈夫だよという声かけ、打たれたらこっちが責任取るから、くらいのことを言っていきます」 戸柱はこう語る。 2017年に同じリーグ3位から下剋上で日本シリーズに駒を進めた。その時は同じソフトバンクに2勝4敗で敗れたが、当時を経験している筒香は今のチームをこう語る。 「あの時は自分も含めて経験のないチームだったと思います。それに比べたら今年のチームはいい意味で選手の個が強くなっていると思う」 戸柱もまた17年を経験している選手の1人だ。 「あの時はまだ僕は2年目。まだまだ周りが見えていなかったですけど、今度は全体が見えている」 こう語る司令塔がどう投手陣を引っ張ってソフトバンク打線に立ち向かっていくか。リーグ3位からの下剋上日本一に向けたDeNAの戦いは、26日に幕が落とされる。
(「プロ野球亭日乗」鷲田康 = 文)
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