広島がルヴァン杯8強進出 FW加藤陸次樹が2戦連続先制弾&2発で快勝「落ち着いて決められた」
◇ルヴァン杯プレーオフ第2戦 広島3―1FC東京(2024年6月9日 エディオンピースウイング広島) 昨年はグループステージで敗退した一昨年覇者の広島がFC東京に2連勝。2戦合計5―2とし、プライムラウンド進出を決めた。FW加藤陸次樹が2戦連続の先制ゴールなど2得点を挙げ、終始優位に試合を進めた。 前半はスコアレスで折り返し。試合が動いたのは後半8分だった。MF東俊希のペナルティーエリア内へのパスはルーズボールとなったが、背番号51が体勢を崩しながら右足を伸ばし、ゴール中央へねじ込んだ。 2―0の同23分にも勝利を確実とするダメ押しのチーム3点目。「シオくん(MF塩谷)からボールが来ると信じて走っていた。トラップも得意としていますし、落ち着いて決められたので個人的にも満足」とうなずいた。 リーグ戦では今季わずか1得点。5月19日の京都戦(サンガS)ではスタメンを外れるなど調子が上がらない時期もあったが、ルヴァン杯2戦で3発と復調傾向だ。ミヒャエル・スキッベ監督も「やっと自分のフォームを取り戻した感じ。たくさんシュートも打っていますし、チームのためにすごく献身的にプレーしている。彼にとってもチームにとってもいいこと」と称えた。