シンガポール航空機の乱気流事故、20人がなお集中治療室に
(ブルームバーグ): シンガポール航空機は21日に乱気流に巻き込まれ、タイの首都バンコクに緊急着陸を余儀なくされた。それから24時間余りがたった22日時点でも、20人が依然として集中治療室(ICU)で処置を受けている。
ロンドン発シンガポール行きのSQ321便はタイ領空に入ったところで突然急降下し、英国人男性1人が死亡し、その他数十人が重傷を負った。乗客は宙に放り出されて天井にぶつかり、私物が機内を飛び交った。タイの病院当局が発表した最新情報では、負傷者の多さが浮き彫りになった。
サミティベート・シーナカリン病院の22日の発表によると、手術が必要だったのは14人。バンコクの3カ所の病院と診療所を合わせると、約58人の患者がなお治療を受けている。同機がバンコクに着陸した直後は、100人余りが治療を必要としていた。
関連記事
原題:Singapore Air’s Deadly Turbulence Leaves 20 in Intensive Care(抜粋)
--取材協力:Patpicha Tanakasempipat.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Angus Whitley