課金するならどの生成AI?「ChatGPT Plus」は無料版より凄いのか
では「Copilot Pro」なら無料版Copilotより凄いことができるの?
ChatGPTと並んで、最も知名度が高い生成AIには「Copilot」が挙げられるでしょう。 Copilotはもともと「Bing Chat」という名前で知られていたAIで、Copilotへと名称変更された形です。その有料版が「Copilot Pro」で、月額3200円とChatGPT Plusよりやや高価な点も特徴です。 Copilot Proであれば、ChatGPT Plusよりも課金した際の恩恵が大きいのでしょうか。Copilot Proでできることには以下が挙げられます。
もっとも魅力的なのは、Microsoft 365アプリで利用できるようになることですが、そのためにはMicrosoft 365 Personal または Family のサブスクリプションの契約が別途で必須になるため要注意。 Microsoft 365 Personalのサブスクリプションは、年間1万4900円のため、Copilot Proと合わせると、月々およそ4500円弱の出費となります。 実質的に月々4500円のサブスクリプションとして見た時に、個人利用でWordやExcelでAI機能を頻繁に利用するかと言えば微妙でもあるでしょう。そしてMicrosoft 365を利用しない範疇であれば、ChatGPTの無料版でもある程度ニーズを満たせます。 そのためCopilotの有料版も、やはり「高すぎる」印象は否めません。
結局課金するならどの生成AIがおすすめ?
ChatGPT PlusやCopilot Proは単体で見れば優れたサービスですが、ChatGPTの無料版でできることが極めて幅広いことを踏まえると「高い」という印象は否めません。 その上で生成AIへの課金を検討するならば「使用できるAIモデルのバリエーション」に着目することをおすすめします。 生成AIにはGPT-4oやGPT-4 Turboといったモデル以外にも様々な種類があり、AIモデルが異なればかなり生成結果も変わるためです。 複数のAIモデルを使い分けられる生成AIで、課金対象としておすすめなのは「Perplexity Pro(月20ドル)」です まず「Perplexity」は調べ物の際に情報ソースも一緒に提示してくれるため、AIによる「幻覚」が比較的少なく、信頼性が高い情報を安定的に提示してくれるという特徴があります。加えて有料版ではGPT-4o、Claude-3、Sonar Large (LLaMa 3)など、様々なAIモデルを利用できます。 月20ドルでAIモデルを切り替え可能で、なおかつアウトプットが安定しているAIは必ずしも多くないため「Perplexity Pro」は課金対象の生成AIとしておすすめの1つです。
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