〔米株式〕NYダウ反発、170ドル高=ナスダックも高い(31日午前)
【ニューヨーク時事】年末31日午前のニューヨーク株式相場は、ハイテクなど大型株主導で買いが先行し、反発している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比170.91ドル高の4万2744.64ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が28.82ポイント高の1万9515.60。 インテルが一時2%超高となり、全般の上昇をリード。前日に売り込まれたボーイングは値頃感から買い戻され、1.3%高を付けた。続落した反動から、全般に安値拾いの買いや持ち高調整目的の買い戻しが入りやすい。 ただ米主要経済指標の発表がなく、新規の手掛かり材料には乏しい。年末年始で休暇入りしている市場関係者が多く、商いも低調。 今年は米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和に転換したことが下値を支えたほか、人工知能(AI)関連の需要急増で半導体などのハイテク関連株の買いが継続。トランプ次期米大統領が企業寄りの政策を打ち出すとの期待感もあり、ダウ平均の年初来の上昇率は前日終値時点で約13%に達している。 個別銘柄を見ると、ナイキは1.5%超高。また、過去3営業日で10%近く下げていたテスラは反発し、一時1%高となった。