青木真也が上野勇希を破り、KO-D無差別級王座初戴冠。挑戦表明の遠藤哲哉は「中嶋勝彦にやり返すのはあんたじゃなく俺」【DDT】
「CyberFight Festival 2022」(2022年6月12日、さいたまスーパーアリーナ)で遠藤は中嶋の張り手を食って脳震とうを起こし、レフェリーストップ負け。その影響でしばらく欠場し、当時保持していたKO-D無差別級王座を返上。それ以降、遠藤が同王座に就くことはなく、この一件は2年間封印されていた。 バックステージで青木は「強かった。この1カ月、上野のことをずっと考えてきたけど、最初定まらなくて、どうしようかと思ってんだけど。最後は愛をもって潰すしかないと思って、潰しにいったら、彼も潰しに来た。遠藤も来たし、コツコツやっていくしかない。遠藤は恥をかいて、それをぶつけてくるから、その怖さはある」と話した。 約9カ月守ってきた王座から陥落した上野は「9カ月、短くなかった。重い。チャンピオンじゃなくなりました。チャンピオンだった頃、“飯伏(幸太)さんが7年ぶりに参戦しますが、どう思いますか?”と聞いた人がいますよ。なめんじゃないよ。飯伏さんがDDTの歴史を作り上げたから今の僕たちがいる。でもDDTに帰ってきたことがすごいんじゃない。飯伏さんがDDTで何をするか。その先で僕らが何をするか。これを見てよ。負けたけど向かっていくから」と悔しさを噛みしめながらも前を向いた。
2年ぶりの王座挑戦となる遠藤は「おそらく、青木真也と一番手が合わないであろう遠藤哲哉。これほど不安定なKO-D無差別級戦はない。ベルトを巻いてDDTのトップに立って、中嶋勝彦とタイトルマッチをやらなければいけない。それが俺の使命。名古屋大会、必ず青木真也を倒して俺が生きていることを証明する」と王座奪還を期していた。 また、大会のエンディングで勝俣瞬馬がKO-D6人タッグ王座(王者組=佐々木大輔&KANON&MJポー)に、MAOがKO-Dタッグ王座(王者組=クリス・ブルックス&正田壮史)への挑戦を表明。この結果、9・15札幌サンプラザで上野&勝俣&To-yがKO-D6人タッグ王座に、9・20新宿FACEでしゅんまお(MAO&勝俣)がKO-Dタッグに挑むことが決まった。
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