ウクライナのゼレンスキー大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領が２０日（現地時間）、国際社会がロシアのウクライナ侵略を支援する北朝鮮に断固対応をするよう促した。 ロイター通信によると、ゼレンスキー大統領はこの日の映像演説で「北朝鮮がロシアに装備だけでなく戦場に配置される軍人を送っているという衛星・映像証拠が十分にある」と述べた。 続いて「私はこの（朝ロ）協力に目を閉じず率直に話す国家指導者と代表に感謝する」とし「我々はパートナーたちがより一層正常に、率直に、強力に対応することを期待する」と明らかにした。 ゼレンスキー大統領は北朝鮮の支援を「ウクライナを相手にした戦争への他国の事実上の参戦」と規定し、北朝鮮が戦争にさらに介入すればすべてを害するものにならざるを得ないと警告した。 そして「北朝鮮が現代戦に熟練すれば不幸にも不安定と脅威がさらに拡大するおそれがある」と強調した。 これに先立ち韓国の国家情報院は１８日、北朝鮮が最精鋭特殊部隊をロシアに大規模派兵したと明らかにした。すでに１５００人がロシア艦艇に乗って現地に派遣され、追加の派兵規模は１万２０００人にのぼると把握された。 オースティン米国防長官は「確認できないが、事実なら懸念される」と明らかにした。 ロイター通信によると、オースティン長官は１９日、主要７カ国（Ｇ７）国防相会合が開かれたイタリアのナポリで記者らに対し、韓国情報当局の北朝鮮軍派兵発表についてこのように述べた。 Ｇ７国防相は声明で「我々は短期、長期的に軍事支援を含むウクライナ支援を継続することを強調する」とし「ウクライナの北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟を含む完全な欧州・大西洋統合に向けた不可逆的な道を支持する」と明らかにした。