【サニックスワールドラグビーユース交流大会2024】1位~4位トーナメントに大阪桐蔭、桐蔭学園が進出。NZと豪州の強豪に挑む
プールAのトルロカレッジ(イングランド)×ウイントフック ジムナジウム(ナミビア)は22-10。両チームの闘志むき出しの攻防が印象的だった。 前半4分、最終的に勝者となるトルロカレッジがPGで3点を先行するも、その後、ハーフタイムまでの時間を優位に進めたのはウイントフック ジムナジウムだった。あの手この手で敵陣に入り、6分にはモールでトライを挙げた。 コンバージョンキックも決まり、7-3とリードを奪ってハーフタイムに入った。 後半は地力で上回る相手に3トライを奪われて突き放されるも、後半18分にはPGで17-10とするなど粘った。 スタンドからは大きな声援が飛んだ。 ナミビアからの大会初出場となった同校は、ラグビーに注力している高校だ。 2500人の生徒がいる大規模校。7歳から18歳までの各グレードに3チームずつほど部員がいる。同国の高校ラグビーは最上位グルーブから3段階まで、それぞれ8校、10校、10校のチームで構成されており、その中の最上位カテゴリーの中で2連覇中という実力を持つ。 試合後のNO8ルアン・アゲンバッグ主将は、「きょうは勝つプランを持って戦ったけれど、雨でうまくいかなかった。それも人生の一部」と話し、悔しそうだった。 「海外のチームと戦うのは、滅多にない機会。いい経験を積めています」
プールBのマハトマ ガンジー メモリアル スクール(フィジー)は、韓国のチュンブク ハイスクールから13トライを奪い、83-0で今大会初勝利を挙げた。 賑やかな応援の声の中で躍動した。 敗れたチュンブク ハイスクールのLOチェ・ジェヒョク主将は、「点差がついてしまいましたが、最善を尽くした」とうなだれることはなかった。 「1年生が多く、3年生が少ないチームです。いま、経験を積んでいるチーム。残りの試合でもベストを尽くします」と決意を口にした。